2012年9月4日火曜日

進路を決めるプロセスに関わっていて感じること

今日は昨年12月に始まった進路支援のクラスの最終日でした。計80回あまりの講義を終えて、今はホッとしているところです。

進路を決めるプロセスに関わっていて感じるのは、何かを短い期間で辞めた経験があると、辞めることに対するハードルが下がることです。これを「諦めが早い」とするか、「引き際が潔い」とするかは難しいところではありますが。

一方で、長く続けてきたからこそ辞めにくいとも言えそうです。これを「諦めが悪い」とするか、「継続は力なり」とするかも判断が分かれるところでしょう。

実際にキャリアチェンジを決めた人たちを見ていると、それぞれに分岐点のようなものがあると感じます。まだうまくまとまってはいないのですが、彼らと話をすると、「続ける>変える」から「続ける<変える」に移行するできごとに遭遇したと話す人が多い点がポイントになりそうです。

おそらく、「続ける<変える」に移行するきっかけを感じとり、変えるための一歩を踏み出したときが「学び」のチャンスなのではないでしょうか。このタイミングで学び始めた人たちと接していると、その変化の様子に驚かされるばかりです。

どんな状況にあっても変わることができるはずです。でもそれは、変わるために「動き出す」ことによって得られるものなのだと、改めて感じた一日でした。

クラスのみなさんのご活躍を心より願っています。


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